TV版AIR 第八話 なつ〜summer〜

脚本:志茂文彦 絵コンテ:山本 寛 演出:山本 寛 作画監督池田和美
加速度的に時が過ぎていく。其処に個人の思いがあったとしても荒波に揉まれるように流されていく。
その荒波というのがどういった物なのかが結構重要だったりするのだが加速していく時の中では考える術すら用意されてはいない。
演出上,行間とか間とか要素は必要不可欠な手法なのであるが,それを入れてくる余裕すら無いというわけである。それでも人は何とかしようと足掻くし,現実を変えようと努力する。後に後悔しないためにも・・・。
AIR第八話は,そういった環境下に置かればがらも果敢に挑戦したスタッフの血と汗と涙の血漿となっている。
一見すると物語を追っていくのに精一杯に見える荒っぽい展開。視聴前にSUMMER篇の大半を僅か一エピソードで消化するなどという事を誰が予想できたのであろうか?
だが必要不可欠な要素は漏れることなく劇中で直接的な描写として存在している。そして本話数が第九話の対として用意されていることを考えると,この時点での評価はまだ早すぎるのかもしれない。
神奈。柳也。裏葉の三人のキャラクターが辿る軌跡を見届けるのが真のAIRのファンなのかもしれない。
http://anime.powerbean.jp/AIR/story/story08.html
(追補)昨夜は関東地区は雪でした。放映直前に慌てて箒でアンテナに積もった雪を落とした次第でした。さて来週放映分に知徳殿は登場するのだろうか?永井一郎氏が声を当ててくれれば言うことはないのだが・・・。