G線上の魔王

クリアしました。以下、感想です。
魔王と勇者様ご一行の物語。コードギアスデスノートをモチーフにしているためか内容は、知恵比べがメインとなる。
個別シナリオだと魔王の存在が希薄なるため面白味に欠ける展開になる。しかし魔王シナリオというべき宇佐美ハル&京介シナリオで物語の全容が明らかになると世界は一変する。
魔王の声を声優の福山潤が担当していることからもギアスのルルーシュのイメージからは逃れられないのだが、本作でも大量殺戮と言うべきテロ行為を敢行している。
ラスト近くではブラッド・ピット主演の映画セブンを思い起こさせる展開もあるが、人の犯した罪と罰を真っ正面から捉えた作品に仕上げたスタッフの頑張り。この労力には惜しみない拍手を送りたい。
最終章は正に力作。ラストは男泣きしてしまう。ぬるさを排除した覚悟の物語という点からもお勧めしたい。
個人の嗜好を記すならば美輪椿姫のバッドエンディングが一番しっくりきている。
http://www.akabeesoft2.com/g_sen/index.html
http://bishojyogameaward.org/2008/result.html#award1