白石晃士監督作品 映画=オカルト

劇場で見損ねていたのですがDVDが出たのでようやく鑑賞した。相変わらずのセミドキュンタリータッチの演出が雰囲気を出している。
タイトルといいキーワードからして同監督による「ノロイ」を思い起こさせてくれるが全く関係ない。あれをホラーと定義するなら今回は紛れもなくSFだ。
UFO。心霊現象。古代文字。水蛭子。様々なキーワードが登場するがこれらが終盤で繋がりラストを迎えるのかと思いきや最後で見る者を突き放しにかかる。評価が割れそうな内容は相変わらずだ。
序盤の通り魔の場面がホラー風味だったりもするので何の映画なのか?理解するのに時間が掛かったりもする。だがじわじわと面白さが浸透し始める中盤からは物語も加速し引き込まれる。
「電波に唆されて反社会的な行動を取れば報いが来る」
チープだが往年の大林監督を思い起こさせる地獄の表現映像には笑った。
M・ナイト・シャマラン監督の映画=サイン。つのだじろう作の漫画=メギドの火が好きな方にお勧め。
http://www.occult-movie.com/