リトルバスターズ!エクスタシー 能見クドリャフカ

始めました。無印は未プレイ。鈴の初期シナリオに引き続いて現在、クドのシナリオ終盤に差し掛かっているところ。

・・・余りの糞展開とテキストの酷さに泣ける。クドってキャラ的には好きだけど物語に無理がありすぎじゃないのか。
外的要因で閉塞感が募るシナリオってKANON名雪シナリオで失敗しているのに、またやらかすとか全く持って信じられない。
クォーターなのに英語がほとんど話せない上に日本の習慣に馴染んでしまっているクド。それが他人からは変なやつに思われているという初期設定にもっと焦点を当てるべきではなかったのか?

クドシナリオの拙さは僕こと直枝理樹とクドとの会話に現れている。二人が恋愛し恋人になる理由もきっかけも描かれていないのがそれだ。
クドが理樹に元々、好意を抱いていたにせよその描写が全く皆無な点。そして理樹に至っては真人に指摘されるまでそれに気づいてないこと。
それに対して理樹は流されるままに付き合い始めるのでクドのことを本当に好きなのかさえプレイする側に分からないという始末だ。
恋愛ごっこにしか見えない描写に加えてエクスタシーではHシーンが追加されている。クドの思いはともかく理樹の行為は単にHをしたかった風にしか見えないという体たらく。
物語は終盤、重い内容へと移行するにも係わらずそういった場面が用意されている。それよりも二人の心理描写や思いを掘り下げるのがライターの腕の見せ所だったのではないのか?

久々にkeyの作品をプレイしたがクラナドはもっと本気で作っていた記憶があるのでこのクォリティで世に送り出した事実に衝撃を受けた。

麻枝准氏の書いたシナリオに辿り着く前に挫折しなければいいのだがと思うこの頃である。

http://key.visualarts.gr.jp/newsoft/

追補
最後までプレイすると終盤の怒濤の展開を描くことを目的で物語を構成していたことに気づく。だがそれも超シナリオで萎えたと記しておこう。
つまりキモの部分を外したというわけだ。